カラダの豆知識『リハ通信』! 知っていて損しない!リハビリのことやカラダのあれこれ

福祉用具

杖の役割と効果

杖には様々な役割や効果があります。「杖に頼っててはアカン」、「杖を使ってては足が弱くなる」
と杖を使うことをマイナスに捉えられる方もおられますが、決してそうではありません。無理をして杖を使わないで転倒することの方がかえって危険です。また、痛めている関節をより悪化させてしまう危険性もあります。
今回は杖の役割や効果をご紹介させていただきます。 

・支持基底面が広くなる(姿勢を支える面積)
足を揃えて立つ時より、開いて立つ方が安定感がでやすくなります。
さらに杖をつくとどうでしょうか?面積がさらに広くなり、安定します。 

・バランスを崩れにくくするための第3の足
急にだれかに声をかけられたり、とっさに何かを避けたりするとバランスを崩しやすくなります。こんな時に第3の足として、杖を使用しているとバランスを崩しにくくなったり、転倒予防に役立ってくれます。 

・関節の負担の軽減
杖を使うことによって腰や膝・股関節への負担を大きく減らすことができます。

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